B型肝炎の怖さ

自分の体のことは良く分かっていると思っていても、実際は良く分かっていないことがあります。例えば、咳が毎日出るようになっているなら、あなたはその咳という症状の原因を、100%特定できるでしょうか。また、下痢という症状が続いているなら、あなたはその原因が、単に食べ物に当たっただけ、と言い切ることができるでしょうか。

私達の体、そしてその体が出す一種の『サイン』がどこに起因しているものなのか、という点は、病院での診察、という第三者の視点によって、はじめて原因が確証されるものです。ですから私達は、自分たちが思っている以上に、自分たちの体の中で起こっていることに対して、無知である、と言えます。それを顕著づける例の一つに、『肝機能障害』があります。肝機能障害は、アルコール性のものが多いのですが、そもそも毎日定期的にお酒を飲んでいる人であっても、自分の肝機能が低下していることなど、ほとんど気付けません。確かに、肝機能障害そのものの症状があります。しかし、それが発症した瞬間からそれを認知することは不可能である、と言えます。肝臓はまさに、『沈黙の臓器』と呼ばれるように、病気が進行してから、いわば、『手遅れになってしまってから』気付くこともあるのです。

さて、肝機能が低下する原因となる病気にはいくつか考えられますが、今回取り上げるのは、いわゆる『B型肝炎』を含む、『肝炎』という症状です。それにはどのような種類があるのでしょうか。